土産を持ってどこへやら

ただ今、とある用事で高速バスという名の牛車に揺られている俺という名の公家(以下、麿)なんですが。
高齢げな方が何かをお食事中の後ろの席からは味噌臭が漂い、
その反対側ではF2層の一人が財布の中からレシートの束を取り出し家計簿と格闘中。
こんなアットホームな車内でアットホームもへったくれもないこの麿は一体何をすればいいのだろうか。

蹴鞠か。独り蹴鞠か。ポーン。ポーン。あ、そうそう。運転手が女性です。ポーーーン。